Glock用のFETデバイスを自作する

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前回はメカボの分解と整備を行いました。また、トリガースイッチが完全に焼けてしまっていた事を確認したので、今回は接点焼け対策としてFETデバイスを導入したいと思います。

FETデバイスとは

電動ガン業界におけるFETデバイスとは何かを簡単に説明しておきます。電動ガンにはトリガースイッチという、バッテリーから送られてきた電気をモーターに送る・遮断するためのスイッチがあります。このスイッチには高電圧がかかるので接点がスパークを起こし、焼けてしまうことが多々あります。

接点焼け1

↑前回取り出した焼けてしまった(接点焼け)スイッチ

接点焼けを起こしたスイッチは通電性が悪くなり、トリガーを深く引かないと動かなくなったり、最悪の場合は銃が動かなくなります。そんな接点焼けを防ぐために登場したのがFETデバイスになります。

トリガースイッチをFETに置き換えることでスイッチ間に高電圧がかからなくなり、接点焼けをほぼ完全に防ぐことが出来ます。

つまりトリガースイッチを機械スイッチから電子スイッチに置き換えるためのものですね。

FETデバイスは色々なカスタム業界から発売されているのですが、値段が馬鹿みたいに高いものが多いです。接点焼けを防ぐために何千円も投資するのは馬鹿らしいので自作しようと思います。しかし、電子工作なんてロクにやってことが無いので色々調べてから取り組みました。

FETの材料

まずは材料を調達しましょう、とりあえず秋葉に行けばなんでも揃います。

FETの材料たち

とりあえずメインになりそうなパーツたちです。FETは案外簡単に作れるので材料も少なめです。

買ってきた物一覧

  • FET×3個(IRLB3034PBF 40V195A) 高電圧・高負荷にも余裕で耐えられる物、1個300円ぐらい
  • 100Ω抵抗(100個入り) カーボン抵抗の普通のやつ、1/2Wとか書いてあったがよくわからない…
  • 30KΩ抵抗(100個入り) こちらもカーボン抵抗、1/2Wのヤツ
  • SBD(SR54F 40V5A 10個入り) SBDを作るの時に使うので購入、小さくて高性能
  • オヤイデ電気の導線(太さ2mm 長さ1m) 効率が良さそうな導線を購入
  • 収縮チューブ(3種類)

FETは色々な種類がありますが、今回はIRLB3034PBFというのを選んでみました。40V195Aというかなりの高電圧、高負荷にも対応出来るので、カスタム済みの電動ガンやリポバッテリーで運用している人におすすめです。

FETの仕組みについて

ネットで調べると自作FETの回路図が出てくるのですが、よくわからないので結線図と呼ばれるものを書いてみました。

FETの結線図

が正極、が負極、が信号線を表しています

上の結線図をみて、電気の流れを順番に辿っていきます。

負極側

  • まずバッテリーから流れた電気がFETのSource端子からFETに流れます。しかし流れてきた電気はFETで遮断されます。
  • Gate端子に接続された信号線がスイッチが入ったことを確認します。すると遮断されていた電気がDrain端子から流れる様になります。
  • バッテリーの電気がモーターに流れるようになるので、モーターが回り、弾を発射します。

正極側

こちらは特に難しいことは無いですね。バッテリーから送られてきた電気をそのままモーターに送ります。途中にヒューズを挟んであげると、いざという時のセーフティーになってくれます。また信号線を接続する必要があります。

電気をFETに送り、信号線が接触したことを感知するとモーターに電気を送る仕組みです。信号線は微弱な電流しか流れないので、トリガースイッチがスパークを起こすことがなくなり、接点焼けを防ぐことが出来ます、案外単純な仕組みです。

テスト動作

とりあえずテスト動作させてみましょう、ハンダ付けしてしまうと色々面倒くさいので、ブレットボードで作ってみました

テスト動作

一応動作しました…配線がカオスなことになっていますが、実際に作るとコンパクトにまとまるので大丈夫です。

電圧が6.65Vになっているのはパワーソースが電源装置だからです。

 

FETの組み立て

では実際に作っていきます。今回作るFETは電動ハンドガンに組み込むので、なるべく小型になるように作って行こうと思います。

まずは30KΩ抵抗の取り付けです。

FET作成

GateSource端子をつなげるように接続します。今回使ったFETは金属フランジ(穴が開いてる金属部分)なので、ショートしないように抵抗を収縮チューブで包んで絶縁します

またFETにハンダ付けをする際はFETが加熱されすぎないように注意してください。FETは熱に弱いらしいので下手すると壊れてしまいます

抵抗とFETの端子をハンダ付けしたら次の工程に移ります。

FET作成2

次はGate端子100Ω抵抗信号線を取り付けます。信号線は適当な導線で大丈夫です、かなり雑ですがまあ大丈夫だと思います…

Drain端子にはモーターに接続する為の導線を取り付けます、この導線は高効率なものがいいですね

とりあえず収縮チューブで覆ってしまえば見た目は誤魔化せます。

FET作成3

100Ω抵抗も熱収縮チューブで覆ってしまいましょう。

その後はSource端子にバッテリーと接続するための導線をつけます。この導線も高効率なものがいいです、こちらも熱収縮チューブで覆います。

FET作成4

その後は大きめの熱収縮チューブで全体を覆ってしまいます。金属フランジは放熱の役割があるので、少しだけ出しておくと良いと思います。

以上で自作FETデバイスの完成です、思っていたより小型に出来ました。

自作FETデバイスを組み込んでみる

というわけで早速組み込んで行きたいところですが、現在Glock18Cのスライドが改修工事中なので、フレームに乗せる程度になります。

しかし仮組み時の写真を撮り忘れたのでこんなものを作ってみました。↓

組み立てイメージ図

組み立てイメージ図です。

FETは今回制作した物をイメージしているので少し分かりにくいかもしれません。

画像だけだと理解し難いので各部の説明をしていきたいと思います。

 

%e4%bf%a1%e5%8f%b7%e7%b7%9a信号線の説明

まずはモーターの正極に接続されている赤い導線(2)、これはトリガースイッチへ繋がっています。また同じ場所にハンダ付けされている赤い導線(1)はバッテリーへと繋がります。

ちなみに信号線?に該当する部分はトリガースイッチの端子になります。またヒューズは今回は使いませんでした。

 

信号線2 信号線2 図解

次はもう一本の信号線(2)についてです。こちらはFETから生えてる白い導線になります、赤い導線とは別のトリガースイッチ端子に接続します。

 

次はメカボの裏側に移ります。

メカボ裏の説明 メカボ裏 図解

導線1というのはFETのDrain端子に接続されている導線のことです。メカボの裏側を這わせてモーターの負極側に接続します。

 

次はバッテリー関係です。

バッテリー関係バッテリー関係 図解

赤い導線(1)はバッテリーの正極側に接続します。

導線2というのはFETのSource端に接続した導線です、バッテリーの負極側に接続します。

問題点と注意点

FETはGateSource間の電圧が低くなると、内部抵抗が増加し発熱してしまいます。バッテリーというのは電動ガンを動かしている時に一気に電圧が低下しているので、電圧低下が大きいバッテリー(ニッカドやニッケル水素)を用いるとFETが一気に発熱していまいます特に電池切れに近い状態のバッテリーは危険です

ちなみに放電能力の高いバッテリー(リポやリフェバッテリー)では基本的に発熱することはありません。容量が多いニッケル水素バッテリーなども大丈夫みたいです。

実際にFETをフレームに組み込んでみたところ、スライドがしっかり入らなくなることを確認しました。(画像なし)スムーズに組み込むためにはインナーバレルカバーを削る必要がありそうです。

 

マルイ純正バッテリーだとスペースに余裕がなくなるという点と、FETが発熱することを考慮するとリポバッテリーを導入したほうが良いかもしれません。というわけで早速リポバッテリーを購入してみました

次回はSBDの作成とリポ導入についての記事を書きたいと思います。

 

 

 

電動Glock18Cを修理する

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お久しぶりです。前回はGlock17についての記事でしたが、なんだかやる気が起きないのでGlock17の改修工事はしばらく延期します。

最近、長物の電動ガンが欲しくなりまして資金と知識収集をしているのですが、電動Glock18Cを瀕死の状態のまま放置していたことを思い出したので、試しに修理してみようと思います。

電動ハンドガンについて

今回の犠牲者となる電動Glock18Cですが、東京マルイの電動ガン ハンドガンタイプ シリーズの物になります、電動ハンドガンとか電ハンと呼ばれる奴ですね。

ハンドガンサイズにもかかわらず、長物並の精度や動作性が売りの電動ガンです。今現在はGlock18C、USP、M93R、ハイキャパ、M9A1などがあります。

小さくて高性能な電動ハンドガンですが、自分の買った物は初回のサバゲ以外では文鎮と化していました。それ以来修理する気も起きず放置し続けていたので、もうそろそろ修理しようかなと思い至ったわけです。

電動Glock18C電ハンのパッケージ

↑問題の電動Glock18Cです。もともとはシルバースライドモデルだったのですが、塗装して黒に塗り直しました。

現状とメカボについて

とりあえず現状を説明しておきます。Glockにバッテリーを入れて確認したところ、トリガーを引いてもモーターが動作しませんでした。しかし向きを変えたり、引き方を工夫すると一応発射することはできました、どうやらスイッチの接点が焼けてしまっているみたいです。

また、初速や弾道に関しては特に問題はなさそうです。しかし、発射レートやレスポンスに関しては最悪でした。

とりあえず分解してみて内部の様子を見てみます。

ガスブローバックのものとは違い、分解はかなり面倒くさいので方法については省略します。

とりあえずメカボックスを取り出しました

メカボックス

長物電動ガンに比べると圧倒的に小型の物になります。このサイズで安定した射撃性能を得るとはさすがのマルイクオリティーですね。

メカボの分解

では早速分解していきたいところですが、メカボックスの分解には特殊工具が必要だったり、グリス類の用意が出来てなかったので秋葉まで出かけて買ってきました。

メカボを分解

↑黄色のドライバーが専用工具です(T4のトルクスドライバー)

専用工具を使わないと開けられないという無駄にガードが硬いメカボさんを分解しました。分解方法については調べればすぐ出てくるので、そちらを参考にしてください。

メカボ内部には特に異常は見られませんでしたが、気になる点が幾つかありました。

シリンダーヘッド

シリンダーヘッドというパーツです。ピストンの打撃時の衝撃を吸収するためのゴムが少し劣化してしまっています。交換しなくても大丈夫ですが、やはり気になります。

電ハンのピストン

次はピストンヘッドです。マルイの電動ガンは、基本的に前方吸気(穴が無いヘッド)が多いのですが、電動ハンドガンは後方吸気型の物になっていました。もちろんノズルもシーリングノズルでした。

 

ついでに、前方吸気と後方吸気についてもう少し詳しく説明しておきます

前方吸気はノズルから吸気を行います。イメージ的には注射器に近い感じですかね、穴なしのピストンヘッドと溝付きのノズルを使用します。溝がないもの(シーリングノズル)を用いるとBB弾が吸い付いて吸気できなくなります。

後方吸気はピストンヘッドとシリンダーの隙間から吸気を行います。シリンダー内圧が高まると、Oリングが拡張して気密がされ、気圧が下がるとOリングが縮小して気密が失われます。かなり複雑なことを行う吸気方式です。イメージ的には自転車の空気入れみたいな感じですかね、ピストンヘッドは穴開きの物、ノズルはシーリングノズルを用いるのが一般的です。

前方吸気の利点と欠点

  • 吸気はノズルから行うので、給弾不良の解消につながる
  • シンプルな構造ゆえに安定した動作、初速が得られる
  • 後方吸気と比べると、吸気時の抵抗が強く、メカボに負荷がかかる
  • シーリングノズルは使えない

後方吸気の利点と欠点

  • 吸気時の抵抗が小さい
  • シーリングノズルが使えるので、空気の流れが安定する
  • 給弾不良の原因になることがある
  • 構造上、安定性の点ではあまりよろしくない

だいぶ雑ですが前方吸気と後方吸気についての説明でした。

個人的には前方吸気のほうがいいと考えています。後方吸気は理論上では素晴らしいですが、一秒あたり20回近く吸気と排気を繰り返すという過酷な状態でも安定した動作が出来るのか、ということを考えるとやはりシンプルな前方吸気のが良いのではと思うわけです。超高速でOリングを拡張、縮小を繰り返したらOリングが捩れてしまい、気密が失われそうな気がします。

 

どうでもいい持論を述べていないで、さっさと作業に戻りましょう。

とりあえずメカボ内部がグリスで悲惨な事になっているので洗浄します。金属パーツはパーツクリーナーで強引に汚れを落とし、樹脂パーツは中性洗剤で洗うときれいになります。

洗われたメカボ

↑中性洗剤で洗浄後、ドライヤーで乾かしました。これでグリスは綺麗に落ちると思います。

洗浄後はグリスアップと組み立てです。

組み立て完了

樹脂が触れる部分はシリコングリス、ギアには高粘度グリスを使うといいですね。今回はマルイの青グリスと赤グリスを使いました。wako’sのグリスとかでもいいと思います。

また、セクターギアとスパーギアが擦れていたのでシムを一枚追加しておきました。シム調整後は各ギアがスムーズに回転することや、ガタつきが無いかを確認しておきましょう。

ギアを組み込んだ後は、モーターの位置調整も行いました。ここで適正位置にしておかないと発射レートや耐久性に大きな影響が出ます。

接点焼け

メカボの組み立て後、スイッチを分解してみました。すると見事な接点焼けをおこした金具が出てきました。

接点焼け1 接点焼け2

随分と派手に焼けてしまっています。画像では接点グリスが付着しているので焼けている部分が見えにくいですが、グリスを拭き取ると見事に焼けていました。

他の金具も焼けていたので、表面をヤスリで磨いて接点を復活させておきました。

しかし、このままでは再び焼けるので対策を取ろうと思います。具体的にはFETと呼ばれる電子部品を組み込みます。

今回はここらで切り上げたいと思います、次回はエアガンというより電気工作になりそうです。

 

 

Glock26 AdvanceとGlock18Cのニコイチ計画 その7(最終章)

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お久しぶりです。最近忙しくて時間が空いてしまいましたが、今回でGlock26とGlock18Cのニコイチカスタムも完成になります

では早速Glockの仕上げをしていきます

塗装前準備

前回の最後で述べた通り、今回は塗装をメインにしていきます。まずは塗装の下準備から行っていきます。今までの加工の工程で、スライドの表面に細かいキズが出来てしまったので、まずはキズ消しから行います。写真を撮ったのですが、ちょっとした事故でiPhoneのデータが全消滅したので消えました…

ちなみにキズ消しにはタミヤのラッカーパテを使いました。ひたすら傷を埋めてヤスリで研磨する作業を2日ほど行ったところ、殆どの傷は消すことが出来ました。

次はセレクターにクリックパーツが嵌まるための溝を掘ります。前にこの工程をやらかしたせいで酷い目に遭ったので慎重に進めて行きます。

溝掘り

↑赤丸の部分にクリックパーツが嵌まるように溝を掘ります。

前回はドリルを使って溝を作ったせいで失敗したので、今回はカッターとヤスリで溝を掘りました。あえて三角形に削ることで調整しやすくしてあります。

セレクターを組み込んでみると、しっかりとクリック感があるので大丈夫そうです。

 

次はセレクターの状態を示す穴?を掘りたいと思います

セレクターのアレ

↑赤い四角で囲んである溝の部分のことです(画像は電動G18CとGBB G18Cのスライド)

綺麗に溝を掘る方法が思いつかなかったので、家にある道具を色々使って開けてみました。

セミフル表示の穴

画鋲で位置決めして半田で溶かしてみたり、面取りビットで削ったりドリルを手動で回してみたり…と試行錯誤していたら案外綺麗に出来ました。

フルセミ表示

コンペンセイターの方のキズ消しも忘れずに

コンペンセイターの研磨

スライドとコンペンセイターは800番の耐水ペーパーで研磨しました。本当はもう少し細かいヤスリで研磨したかったのですが、1000番以降は塗料の食いつきが悪くなりそうな気がしたので800番にしました。

これで塗装前のスライド加工が終わったので塗装に入っていきたいと思います

スライド塗装

いよいよ塗装を行います。私は普段プラモデルなどは作らない人間なので、塗装に関する知識と経験はゼロに近いです。しかしエアブラシはたまたま持っていたのでGoogle先生を頼りに塗装を進めていきます。

塗装する前に塗装するものを脱脂したほうが良いとの話だったので、スライドとコンペンセイターを中性洗剤を入れたお湯に1時間ほどつけておきました。

脱脂

↑お湯から出した後、しっかり水洗いをしてドライヤーで乾かしました。

準備も出来たので塗装をします。今回使用した色は Mr.カラーC33つや消しブラックC40ジャーマングレーC182スーパークリアつや消し の三色になります。 溶剤はレベリング薄め液というものを使いました。

使用した塗料

真っ黒に塗装するのも面白くないので、金属感を出すためにあえてグレーで塗装します。ロクな経験も無いですがチャレンジです。

エアブラシの使い方や色の作り方とかは紹介しても意味がなさそうなので割愛します。むしろ教えて欲しい

色も出来たので早速吹いてみます。使用した色はC40ジャーマングレーです。

塗装第一段階

うーん…すごく安っぽい、というかダサい。半光沢が余計に安っぽさを加速させてますね…でも方向性は悪くない気がするので続行します。

安っぽさを消すためにC33つや消しブラックC40ジャーマングレーを1:1に混ぜたもので上書きします。

塗装第二段階

かなりいい感じになりました。金属っぽい反射もあっていいですね

 

話は変わりますが、ここでエアガン塗装に関する注意点を書いておきたいと思います。

多くのエアガンではABS樹脂というものが使われています。衝撃に強く、加工が容易、耐熱性や耐寒性に優れているなどの特徴があり、多くの家電や生活用品にも使われています。

しかし、ABS樹脂には有機溶剤に弱いという弱点もあります。今回使用したMr.カラーの塗料は溶剤系アクリル樹脂塗料というジャンルらしいので普通に溶剤入ってます。というか塗料の大体には溶剤が入っているのでABS樹脂への塗装はリスクが伴うらしいです。具体的に言えば割れます

また塗料を薄める時に使った薄め液なんて完全にアウトですよね、ラッカーですから。というわけでABS樹脂への塗装には色々と対策が必要らしいので説明しておきます。

長時間ラッカー(溶剤)にABS樹脂が触れてしまうと、樹脂に侵食して割れてしまうので短時間で塗装をする必要があります。もしくは塗装前に皮膜でABS樹脂を覆う事で樹脂を保護する方法などもあるようです。

今回はエアブラシを用いることで非常に薄く塗料を塗り、短時間で乾燥させることで樹脂への侵食を最小限にしています。何度も重ね塗りをしなくてはいけないので手間は掛かりますが、確実に、綺麗に塗装できます。

という訳でエアガンを塗装する際はエアブラシを使うことをオススメします。筆やスプレーだと長時間乾かない=長時間侵食されるので割れるリスクが高まってしまいます。もしくはサフェーサーを吹くのもいい対策ですね。塗装が剥がれた時に下地(サフェーサー)が見えて見栄えが悪くなるという短所もありますが…

 

話を戻してスライド塗装を進めていきます。黒を混ぜたらいい感じになったので次はエキストラクターの塗り分けをします。エキストラクターというのは空薬莢を排出するための爪ですね

マルイのスライドはエキストラクターの存在感が薄いのでデザインナイフで溝を深く掘り直してみました。画像はiPhoneのデータと主に消えました…

ではエキストラクターを塗装するためにマスキングをします。

エキストラクター塗装

マスキングをしたらエキストラクター塗るためだけに塗料を作り直します。色はC33つや消しブラックです。

エキストラクター塗装2

なかなかいい感じですね~見た目は社外品メタルスライドみたいです。

スライドを傷つけないうちにクリアを吹いて保護します。クリアといえばスプレー缶のものが一般的ですが、今回は塗料ビンの物を使いました。C182スーパークリアつや消しです。

またまた塗料を作り直し&エアブラシ清掃…

クリア塗装

これがクリア塗装をしたスライドです。クリア塗料は吹きすぎると白くなってしまうので、気をつけていたのですが少し白くなってしまいました。また塗る時にムラをつけてみました。反射率が一定だと樹脂感が出てしまうのでばらつきを出すことで金属感を出してみました。

ほぼ初塗装にしては綺麗に塗れたと思います。次は組み立てに入ります。

組み立て&完成

塗装も終わったので、いよいよ組み立てですね

組み立て過程の写真なんて無いので早速完成した画像です。

完成1 完成2 側面 ガンスタンド FPS風(ピンぼけ) ホールドオープン

いや~やっと完成しました。無駄に時間かかってしまいましたね。しかし理想のハンドガンが出来上がったので大満足です。特にスライドの質感が非常にいい感じに仕上がりました。

完成した翌日、早速サバゲに持っていって初速と精度の確認を行いました。初速70m/s 前後とマルイ製GBBハンドガンの平均値ぐらいですかね。マガジン温度が低めだったので、夏場ならもう少し出ると思います。

精度に関しては30m先の15cmプレートにバシバシ当たる感じですかね、文句なしの性能です。ただ気温が低かったのでフルオートに関しては不安が残る感じでした。1マガジン分は撃ち切れますが、ホールドオープンはしませんでした。その後、しっかり温めたマガジンで試したところ、スライドが吹き飛びそうな勢いでブローバックしていたので夏場なら大丈夫だと思います。

セミオートのキレも非常に良いので連射するのがとても楽しいです。サムレストが思っていたよりも有能で、セミ連射時の反動をしっかり押さえつけていました。

外見、性能ともに満足行く結果になったので良かったです。ニコイチカスタムも終わり、一段落したので次回からは新しい内容に入りたいと思います。では次回もお楽しみに~

 

Glock26 AdvanceとGlock18Cのニコイチ計画 その6

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前回はフレームにシルバートリガーピンとシルバースライドストップを組み込みました。今回はスライドの外装カスタムに移って行きたいところですが、東京マルイに注文していたパーツが届いたので、そちらの紹介の方を先にしたいと思います。

パーツ到着

先日、Glock26のスライドにセレクターを組み込む際に大事なパーツを破損してしまったので、東京マルイのパーツ注文サービスを用いて取り寄せることにしました。その際、欲しかったパーツや破損、紛失してしまったパーツなどもまとめて注文しました

取り寄せたパーツ

現金書留でお金を送る方法しか受け付けていないので、注文には結構手間がかかります。事前にパーツの在庫の確認をしてもらわなくてはいけないというのも面倒くさいです。

ちなみに頼んだパーツは、破損したGlockのパーツを幾つかと、サムレストを注文しました。他にも紛失したL96AWSのパーツや友人たちに依頼されたパーツなど注文しました。総額4000円相当と思ったよりも高い出費になってしまいました。

サムレスト組み込み

では早速サムレストを組み込んでいきます。このサムレストはGlock17カスタムというマルイが出しているGlock17のカスタムバージョンのパーツになります。組み込むことによって射撃時の反動を押さえつけることが出来るらしいですね。まあ所詮はエアガンなのでどこまで効果があるのかは分かりませんけどね。

Glock17用のパーツなので、Glock26に取り付ける際には加工が必要です。といっても軽く削る程度なので簡単に取り付けることが出来ると思います。

サムレストのポン付けは不可能 サムレスト加工

↑そのままでは取り付けることが出来ないので、赤枠部分を削る

簡単に取り付けられると思っていたのですが、思ったより削らないと取り付けることが出来ませんでした。また、削りすぎてしまうと取り返しがつかなくなるので注意が必要です。

サムレスト取り付け

一応組み込むことが出来ました。グラつきなどもなく安定して固定できました。見た目もいい感じです。

しかしスライドを組み込むとセレクターが干渉してしまうので、干渉している部分を切り取る必要があります。

サムレスト加工2 サムレスト加工3

干渉している部分をマスキングで印をつけて、ドリルで穴を開けていきます。穴を一列に開けたら繋がっている部分をニッパーで切り取り、ヤスリで綺麗に仕上げます。

800番まで削ったのですが、削った部分が白くなってしまったのでシリコンスプレーを吹いて艶を戻します。また、刻印が中途半端になってしまい違和感があるので今度削り落とそうと思います。

これでフレーム側の外装カスタムは完成です。

Doctorドットサイトを載せる

前々から載せたいと言っていたDoctorドットサイト(レプリカ)を載せるための加工をしていきたいと思います。

今回のカスタムのテーマであるSAIカスタムでは、RMRドットサイトを用いていますが、今回はDoctorドットサイトにしました。個人的にはRMRもかっこいいと思うのですが、取付時の加工が不可能に思えたので諦めました。

では早速加工をしていきます。前にも述べたとおり、スライドにDoctorドットサイトを取り付けるには、スライド上部に穴を開けて、そこにネジを通しナットで締め付けて固定します。かなり強引な方法ですが、頑丈に取り付けることが出来ます。

ナットで締め付けるためには前に作ったシリンダースプリングのカバーを加工する必要があります。プラ版を組み合わせて作ったアレです。ナットと干渉する部分をドリルで穴あけします。

シリンダーSPカバーの加工

穴の位置がズレていますが仕様です。スライドに穴あけする際に微妙にズレてしまったので、こちらもズラしています。

シリンダーSPカバーの取り付け

実際に装着するとこのようになります、ピッタリ収まりました。ちなみにネジの長さはプラ版から飛び出ないように調整してあります。ナットも同様にプラ版と同じ高さになっています。

このままプラ版をスライドに固定してもいいのですが、今後のことを考えてまだやめておきます。これでDoctorドットサイトを固定出来るようになったので次の工程に移ります。

スライドの見た目を変えたい

せっかく外装カスタムしているのですから、スライドの見た目がそのままというのも面白くありません。そこで思い切ってスライドを削ったり、穴を開けて見た目を変えてしまおうと思います。

Glockといえば丸みのある形状をしていますが、今回はスライドの角を面取りしてしまおうと思います。SAIカスタムGlockのスライドも角が面取りしてあるので、同じように加工したいと思います。

まずは面取りする部分にマスキングをしていきます。

スライドの面取り下準備

ノギスを用いて正確に測定し、それに合わせてマスキングテープを貼り付けていきます。ここで正確に貼らないと綺麗に面取り出来ないので正確に貼っていきます。

貼り終えたら面取りをしていきます。トリマーがあれば簡単に出来ると思うのですが、そんなものは持っていないので、手作業で削っていきます

スライドの面取り加工

スライドを万力で固定して金属製のヤスリで削っていきます。包丁を研ぐように同じ角度を保ちながら削ります。

最初は大型の金属製のヤスリで、ある程度削ったら金属の板に紙やすりを貼りつけたものを使って削っていきます。耐水性のものを使って、水をつけながら削ると綺麗に削れます。

スライドの面取り完了

削り終わりました。

スライドがシャープになり、引き締まった印象になりました。一部ズレていますがこの後綺麗に修正しました。ヤスリでも案外綺麗に面取り出来たので満足です。

次はスライドに放熱用の穴を開けていきます

放熱用の穴を開ける

今回のニコイチカスタムでGlock26 Advanceがマシンピストルになりました。マシンピストルといえば、反動制御のためにコンペンセイターが付いているものやストックを付けているものが多いですよね。

例えばGlock18Cはバレル上部に穴があいていて、上にガスの一部を逃がすことでコンペンセイターとしての役割を果たしています。Beretta社のM93Rも拡張されたバレルに穴が空いていて、コンペンセイターの役割を果たしています。このようにマシンピストルには強烈な反動を抑えるための機構や、放熱性を上げる処置などが取られています。これに乗じてGlock26にも加工を施していきたいと思います。

Glock26 Advanceにはコンペンセイターが標準搭載されているので、今回は放熱用の穴を開けたいと思います。まあエアガンなのであくまで設定なんですけどね。

穴あけする箇所は、Glock18Cなどでコンペンセイター用に開いている穴の部分に開けたいと思います。側面にも開けることを考えたのですが、強度的に不安だったので今回はやめておきました。

マスキングをした後、ドリルを使って穴を開けていきます。

穴あけ加工

なんだか失敗した予感がします。

穴あけ加工2

やっぱり削り過ぎていました。角の部分を丸くしたかったのですが、そのときに削り過ぎたようです。

穴あけ加工3 穴あけ加工4

というわけでプラリペアを使って修正しました。さすがの修復力です

プラリペアが硬化したら再び削っていきます。この時にドリルを用いて一気に削っていたのですが、手が滑って指も一緒に削ってしまいました。高速で動く工具を扱うときは特に注意が必要だと再認識しました…

指を応急処置した後、再び削る作業を行いました。穴を開けた後に切り取った角を面取りすることで、見栄えを良くしました。

穴あけ加工5

まだ少し歪んでいるので綺麗に修正しました。バレルを組み込んでみると、スライドからバレルが露出していていい感じです。

これでスライドの外装カスタムも完成しました。次は実際に組み込んでみます。

組み立て

フレームとスライドの外装カスタムも完成したので、実際に組み込んでみます。また、傷だらけだったセレクター周りを少し綺麗に修正しておきました。

外装カスタム完了

なかなかいい感じのなりました。トリガー周りが少し寂しい感じがしますが、とりあえずはこのままでいこうと思います。

外装カスタム完了2 外装カスタム完了3

後ろから見るとスライドの面取りが強調されます。また放熱用の穴も存在感があっていいですね

とりあえず外装カスタムは完成しましたが、まだ塗装をしていないので、次回はそれに関する内容になりそうです。

では今回はここまで、次回もお楽しみに。

 

 

 

Glock26 AdvanceとGlock18Cのニコイチ計画 その5

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前回でニコイチカスタムがひとまず成功したので、今回からは外装カスタムをメインに進めて行きたいと思います。まずはフレーム側からカスタムを進めていきます

前置き

今までGlock26 AdvanceとGlock18Cをニコイチカスタムを進めてきましたが、ニコイチするだけでは面白みがないので外装の方もカスタムしていきます。Glockは外装カスタムパーツが豊富なので、自分にあったカスタムが出来るのがいいですよね。また、競技用のレースガンに改造することも出来るので機能性重視のカスタムなども出来ます。

今回はSalient Arms風にカスタムしていきたいと思います。GlockのSAIカスタムといえばクリス・コスタ氏が使用していることで有名ですね。洗練された見た目と、優れた機能性を持ち合わせているなんとも贅沢なカスタムです。

しかしマルイのGlockでSAIカスタムを再現しようとすると5万円ほどかかる場合もあります。もちろんそんな大金出せるわけもないので、SAI風カスタムにします。

フレームの外装カスタム

今回のSAI風カスタムでは次のことを行っていきたいと思います。

  • フレームにステッピング加工
  • トリガーピンをステンレス製のものに変更
  • 純正スライドストップから拡張スライドストップに変更
  • サムレストの取り付け
  • スライドにDoctorDotSightを搭載
  • スライドをSAI風にアレンジ

まずはフレーム側のカスタムを行っていきます。ステッピング加工は前に行ってしまったので、今回はパーツの組み込み紹介です。

とりあえずパーツを購入しないと何もできないので買います。今回はトリガーピンと拡張スライドストップを先に購入しました。

そしてこちらが届いたパーツです。

ステンレストリガーピン拡張スライドストップ

↑左:ステンレストリガーピン、右:拡張スライドストップ(シルバー)

 

ステンレストリガーピン取り付け加工

ステンレスのトリガーピンに変えることで、黒一色のGlockにシルバーが加わりいい感じのアクセントになります。しかし、Glock26に取り付ける際はフレームに加工が必要です。(G17、G18Cは無加工で装着可)

また、このトリガーピンセットは「トリガーピン、ダミーピン、リアシャーシ固定ピン」の3本セットになります。

まずトリガーピンを取り付ける為にフレーム側の軸受を3mmから4mmに拡張します。そしてインナーフレーム側も少しだけ穴を広げておきます。これによって、トリガーピンを無理なく付けることが出来ます。

次にダミーピンを付けていきます。実銃Glockではトリガーピンの上に小さなピンがついているのですが、東京マルイのGlockでは再現されておらず、窪みだけついています。そこで今回購入したダミーピンを付けることで少しリアルなGlockにすることができます

加工方法は、窪み部分を3mmのドリルで貫通させたらそこにダミーピンを入れます。左右で1個ずつあるのでそれぞれに入れれば完成です。また、ドリルで穴開けした後に面取りしておくと仕上がりが綺麗になります

リアシャーシ固定ピンは無加工で取り付けが可能です。

トリガーピン組み込み

↑組み込むとこのようになる。シルバーがアクセントに

問題点

ステンレストリガーピンを組み込むときに幾つか問題が発生したので一応書いておきます。

次の写真を見るとわかりますが、インナーフレームが斜めになってしまっていますインナーフレームの歪み

↑赤枠部分に注目すると右のほうが出っ張っているのがわかる

おそらくフレームに穴を開ける際に穴のセンター位置がずれてしまったみたいで、それが原因でこのような事になったと思われます。

インナーフレームが斜めになっていると命中精度に影響してくるので修正します。フレームの穴を少し拡大して、インナーフレーム側の穴も少しずらしました。そうすることで斜めになる現象は解決できました。

しかし、問題はこれだけでなくトリガーピンの長さが足りないという結構重大な問題もありました。こればかりは修正することは出来ないので、拡張した穴の面取りを深くすることで誤魔化しました。Glock26用の製品では無いので仕方ないですね。

拡張スライドストップの取り付け

次は同時に購入した拡張スライドストップの取り付けです。そもそも拡張スライドストップとは何かというと、純正のスライドストップに突起を付けて操作性を良くしたものになります。

Glockのスライドストップは他の銃に比べると小さいことがわかります。その為、指のかかりが悪くて操作しにくいとよく言われています。また、エアガンだとリコイルスプリングが弱いので、普通に操作出来ますが、実銃だとリコイルスプリングが強いのでスライドストップが下げにくいらしいですね。

というわけで今回は操作性向上の為に拡張スライドストップを導入しました。ちなみにマルイG34とかでは標準装備されているらしいです。

取り付けは純正品と交換するだけなので、特に加工などは必要ないです。

パーツ組み込み完了

 

↑いい感じになりました。

サムレストに関しては、東京マルイのGlock17カスタムのパーツを注文しました。前回クリップパーツを破損してしまったので、その注文ついでに購入しました。届き次第組み込んでみようと思います。

次回はスライド側の外装カスタムについてやろうと思います

Glock26 AdvanceとGlock18Cのニコイチ計画 その4

標準

前回はシリンダースプリングを抑えるためのプラ版の加工と、テスト射撃を行いました。今回はスライドにセレクターを取り付けていきたいと思います。基本的にスライドに穴を開けるだけなんですが、色々と事故が起きたので少々長くなっています。

セレクター用の穴を開ける

前回、テスト射撃にて快調に動くことを確認したので、作業を進めていきたいと思います。先ほど記述したように今回はセレクターを取り付けていきます。

セレクターを取り付けるためにはスライドに穴を開ける加工が必要です。少しでも位置がずれてしまうと取り返しがつかなくなるので、慎重に作業を進めていきます。

穴を開ける前に少しスライドに加工を施します。セレクターを取り付けるとスライドの溝部分が干渉するので、削り取ってしまいます。

スライド下準備

↑赤枠部分が干渉するので綺麗に削る。白い部分は修正痕

一部削りすぎたので修正しています。修正はプラリペアを使いました。

プラリペアというのは粉と液を混ぜて使う、2種混合タイプの造形補修剤です。硬化時間が5分ほどで、硬化後はカチカチに固まるので愛用しています。折れたプラ版の修理や傷埋め、造形なども出来るので凄く使い勝手がいいです。ただ接着剤としては少し高価なのが難点です。その為、本家さんには申し訳ないですが、私の場合は100均で買える代用品を用いています。(今度、別途で記事にまとめようと思います)

スライド加工の話に戻して、次は穴あけの下準備をしていきます。ここでしっかりと穴の中心を決めないと、穴あけ位置がずれてしまいます。

穴あけ下準備

↑Glock18cのセレクター穴の中心を参考に穴あけ位置を決める

先ほど決めて位置で穴を開けていきます。なるべく綺麗に開けたいので無駄に多数のビットを用いています。

穴あけ作業風景 穴あけ完了

穴あけを終えたら、セレクターを入れるための切り込みを作っていきます。つまり、Glock18Cのセレクター穴と同じように穴を開ければOKです。切り込みの加工が終わったら、セレクターと干渉する溝部分を削り取ります。この作業が思ったよりも大変で、思うように削れませんでした。

セレクターの組み込み

穴あけも完了し、セレクターが組み込めるようになりました。早速組み込んでいきます

セレクター取り付け セレクター組み込み

組み込んでみました。凄くいい感じになりました。試射したところ、セミ・フル共に快調に動作しました。問題があるとすれば、スライドの溝の削りが甘いせいでセレクター切替時のクリック感が無く、動きが鈍くて操作しにくいという点ですね。

事故

そこで、一旦バラしてスライドを削って修正します。また、クリック感を強くするためにクリックパーツがはまる溝を深くしました。そして再び組み込み、セレクターを回したら、セミの状態から動かなくなりました。セレクターを外すためにはセレクターを上まで回さなくてはいけないので、どうにかして動かさなくてはいけません。またピストンもセレクターを外さないと外れない様になっています。

仕方が無いので、強引に回すことにしました。結果、クリックパーツが耐え切れずに折れてしまい、セレクター穴も歪んでしまいました

いきなり最悪の状態になってしまい、ほぼパニック状態でプラリペアで修理したところより悲惨な状態になりました。

事後

これは酷い。ここまで来ると完全に修復不可能に思えたので、スライド再購入すべきか考えていました。しかし、再購入するのも無駄に費用がかかるので、諦め半分で修復することにしました。

まずはプラリペアで修復しようとして、悲惨なことになった部分を削り落とします。

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なんだかより悲惨な状態になった気もしますが修復作業を続行します。次に上画像の穴部分にプラリペアを流し込みます。その際にスライド内側にマスキングテープを貼ることで、内側が凹凸が無い綺麗な状態で仕上がります。

そして硬化後に表面を削り平面にします。これで穴は完全に塞ぐことは出来ました。そして、再び穴あけ位置を決めて穴を開けます。

修正1

おお?なんだか希望が見えてみました。スライドの溝部分が傷まみれになってしまいましたが、後で修復できるので今は無視します。

そしてセレクター組み込み用の切り込みを作ります。

修正2

完璧ですね。まさかここまで修復出来るとは思いませんでした。プラリペア恐るべし

再びセレクターを組み込み、スライドを組み立てます。若干抵抗があったので、干渉していると思われる部分を少しだけ削ったところ、スムーズに切り替え出来るようになりました

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↑白い部分が見えるが塗装するので問題なし

最初に組み込んだ時よりは見た目が悪くなってしまいましたが、一応修復することには成功しました。しかしクリックパーツが破損してしまったので、パーツを取り寄せなければいけません。

テスト射撃

色々とありましたがどうにかスライドにセレクターを組み込めたので、テスト射撃をしたいと思います。前回のテスト射撃で、精度と動作性に問題は無いことが分かっていますので、セミ・フルの切り替えをメインにテストしました

↑動画撮るのって難しいですよね…振動で携帯がズレてしまってます。

セミ・フル共に快調に動作しました。一応ニコイチカスタムは成功って感じですかね。まだまだ問題点も多いので、もうしばらくニコイチカスタムに関する記事は続くと思います。

次回はフレームにさらなる改造をしていきたいと思います。

 

 

 

Glock26 AdvanceとGlock18Cのニコイチ計画 その3

標準

前回はスライドにGlock18Cのピストンを載せる加工とフレームの改造を行いました。今回は一度組み立ててみて、動作性と命中精度の確認をしていきたいと思います。早速検証を行いたいところですが、組み立てる上で幾つか問題点があるので、その解説を先にしていきたいと思います。

シリンダースプリングが固定されない

実際に組み立てるとわかるのですが、Glock18Cのピストンにシリンダースプリングを入れて、スライドに組み込み、ピストンを引っ張ろうとするとスプリングが外れてしまいます

これもGlock26とGlock18Cのスライドの構造の違いが原因で、Glock26よりGlock18Cのほうがスライド上部の厚みが2.5mmほど厚い部分があり、その部分がシリンダースプリングを上から押さえつけているようです。

その為、ピストンを組み込むにはもう少し加工が必要になります。前回はスライドを削ったのに対し、今回は厚さをつける作業になりますね。

プラバンを用いて厚さを付ける

ホームセンターで適当なプラバンを買ってきます。今回は部屋に転がっていた厚さ2mmのアクリサンデー板厚さ0.5mmのサンデーシート(透明)を使いました。必要な厚さが2.5mmだったのですが、ピッタリの厚さの板なんて売っているわけがないので組み合わせて作ることにしました。

シリンダーSPカバー3
↑今回はこれを作る。このプラ版がないとシリンダースプリングが上手く入らない
ピストンのサイズを測定し、寸法を出したらそれに合わせてアクリサンデーを切り抜きます。アクリルカッターなどを使うといいらしいですが、持っていなかったのでジグソーを用いて切り抜きました

個人的な意見なんですが、ジグソーって木材を正確に切り抜けたり、曲線に切ったり、アルミなどの金属だったら刃を変えれば容易に切断出来たりとかなり万能だと思うんですよね。あと不器用な自分でも簡単に切断加工できるので愛用しています。

話を戻して、切り出したアクリサンデー(2mm)に合わせてサンデーシート(0.5mm)も切り抜きます。こちらはカッターで簡単に切断できるので加工が楽ですね。その後は表面をヤスリで仕上げて、二枚を重ねたままピストンに載せて、スライドに組み込みます。するとピストンが綺麗に入らず浮いてしまいました。リアサイト側に微妙に厚くなっている部分があり、そこが干渉していると思われます。そこで干渉している部分に合わせて板を切り取ってしまいます。ちなみに切り取るのは0.5mm板だけです。そして0.5mm板をスライドに入れて、その上から2mm板、ピストンの順で入れます。すると干渉していた部分が0.5mm板のおかげで干渉しなくなりました。

シリンダーSPカバー2
↑画像の赤枠が干渉部分
2枚の板を接着剤で接着します。そして側面を綺麗し仕上げ、スライドと接する部分の角を削って丸くしておきます。角を削らないとスライドと干渉してしまい入らなくなります。

削り終わったら、プラ版を入れてピストンをスライドに組み込んでみます。ピストンがしっかりと入れば完成です。

組み立て

先ほど制作したプラ版をスライドに固定したいところですが、まだまだ調整が必要なのでまだ固定しないでおきます。あと私の場合はスライドにDoctorSightを載せたいのでもう少し加工が必要です。

DoctorSight
↑DoctorSightのレプリカ品、Glock26 Advanceのスライドに搭載予定
というわけで今回のテスト射撃はプラ版を固定しないで行う事になります。ピストンで押さえつけられているので動作には問題ないと思いますが、非常に組み立てにくくなりました

とりあえずスライドにGlock18Cのピストンを組み込みます。セレクターはまだつけられませんが、他のパーツは載せられるので組み立ててしまいます。そしてGlock26のバレルとリコイルスプリングを組み込み、コンペンセイターもつけます。後はいつもどおり組み上げれば完成です。

テスト射撃

Glock26のスライドにGlock18Cのピストンを強引に組み込んでいるので、動作性や命中精度が心配です。またフレーム側もGlock18Cのものに入れ替えているので不安な点が多いです。というわけでテスト射撃をして状態を見てみたいと思います。

ちなみにまだセレクターをつけていないので、フルオートオンリーになっています。

まずは空撃ちして動作性のチェックです。

特に問題もなく快調に動きました。ガスを温めていないので、少し動作性は落ちていますが快調に動いてしまう。

次は実際に弾を入れて撃ってみました

弾を入れても問題なく動作しました。むしろ発射レートが早すぎて制御しきれないぐらいです。

次は心配だった命中精度の計測です。

グルーピング

G&G製の0.2g バイオBB弾を使用、距離5mからの依託射撃となります。(5発)

何も問題ないどころか集弾性が良すぎて怖いぐらいの命中精度ですね。着弾地点が中心より下になっているのはリアサイトにGlock18Cのものを使っているためリアとフロントでサイトの高さが違う為だと思われます。

またフルオートオンリーなので、一発ずつ弾を込めて計測しています。その為実際の精度はもう少し変わってくると思います。それでもライフル並の命中精度がありますね…

動作性も問題ないし、命中精度も凄くいいです。とりあえずニコイチカスタムも一段落という感じですね。次回はセレクターの追加について書こうと思います。次回もお楽しみに

Glock26 AdvanceとGlock18Cのニコイチ計画 その2

標準

前回はニコイチカスタムに至るまでの動機と、ピストンの幅問題について考察しました。今回からは実際に加工を行っていきたいと思います。

スライドの加工 その1

まずはGlock26のスライドにGlock18Cのピストンを組み込む為に溝を掘っていきます。厚さが3mmほどのスライドに1.5mmほどの溝を彫るわけですから少しでもミスを犯すと、スライドが強度不足になったり、穴が空いてしまいます。そこで、1mmのドリルビットを用いて溝を作る方法を採用しました。

スライドの溝掘り
↑少し見にくいですが、1mm間隔ぐらいでドリルで溝を掘っています。(画像の赤枠部分)
このようにドリルで縦に穴を開けることで削りすぎ防止にもなりますし、なんとなく削る厚さも把握できます。ドリルで穴あけしたあとは、リューターなどを用いて溝を掘っていきます。

そして四カ所全てに溝を掘ったら、実際にピストンをはめ込んで確認をしていきます。

ピストンはめ込み
↑このように綺麗に入れば問題無いです。
しかし現実は甘くなく、ここまで来るのに5時間ほどかかりました。入ったとしてもピストンが浮いていたり、最後まで押し込むとスライドが変形してしまったりしてなかなか綺麗には入りません。そこでピストンの角を削り落とすという暴挙に出たところ、抵抗もなくピストンを収める事が出来ました。どうやらスライド内側の角とピストンが干渉していたようです。

次はスライドにピストンだけを固定し、フレームと組み合わせてみます。

仮組みした状態

一応組み込む事は出来ましたが、スライドをはめる時にかなり抵抗があります。どうやらピストンをもう少し削る必要があるようです。

一度分解して再びスライドとピストンを削る作業に戻ります。スライド側をこれ以上削ると強度が不安だったので、ピストン側を削ることにしました。しかし、ピストン側を削りすぎても動作に影響が出るので、削るのはあくまでも角の部分だけです。

そして再び組み上げて、スライドを動かし、抵抗があるなら再び分解して研磨…といった感じで抵抗がなくなるまで、ひたすらこの作業を繰り返します。そして程よい感じになったら、表面を細かいヤスリで仕上げて綺麗に整えます。スライド側も綺麗にしたらピストンの組み込み作業は終了です。

フレームの組み立て

今まではスライドの改造をメインにしてきましたが、フレーム側にも改造は必要です。しかし、フレーム側は難しい加工も無いので簡単に出来ると思います。では実際にやり方を説明していきます。

まずはGlock26 Advanceのフレームを全分解します。そしてリアシャーシ一式とトリガー、トリガーバーをGlock18Cの物と交換します。あとはそれらを組み込めば完成なのですが、ここで少し問題が起きました

どうやらGlock26とGlock18Cのトリガーの軸受けの内径が微妙に違うみたいです。幸いGlock18Cの物がGlock26のものに比べて狭かっただけなので、ドリルで少し拡張したところスムーズに動くようになりました。最初はドリルで拡張せずに、Glock26のトリガーにGlock18Cのトリガーバーを組み込めば問題ないと思い、入れ替えようとしたのですが、トリガーバーの厚みが異なり付ける事が出来ませんでした。やはりGlock18Cのトリガーとトリガーバーを使うしか無いようです。

シャーシ改造リアシャーシの載せ替え
↑トリガー関係をまるごと入れ替えた後の画像
トリガー交換して、他のパーツを元通りに組み上げればフレームの改造は完了です。この状態でハンマーを起こし、トリガーを引くとトリガーが引ききった状態で固定されます。Glock26には無かったコッキングインジケーター機能が追加されているのがわかりますね。

コッキングインジケーター
↑トリガーが前進せずに引ききった状態で固定されている
スライドにピストンを組み込み、フレームも完成したのでテスト射撃と行きたいところですが、まだ問題点が幾つか残っているので次回の記事で説明してからにしたいと思います。

では今回はここらで終了です。

Glock26 AdvanceとGlock18Cのニコイチ計画 その1

標準

前回はニコイチカスタムで使用する銃の紹介をしましたので、今回から実際にカスタムを進めていきたいと思います。

動機

まず、今回Glock26 AdvanceとGlock18Cをニコイチカスタムしようと思い立った動機について、一応説明しておきます。

私はサバイバルゲームにも度々参加しているのですが、いまいちハンドガンの活躍の場がなく、存在感も薄いので使えるハンドガンを探していました。しかし、GBB(ガスブローバック)ハンドガンと電動ガンでは圧倒的に火力が劣っています。そこでマシンピストルの購入を考えたのですが、Glock18Cは電動の物を持っていますし、有名な銃なのでユーザーも多く、斬新さがありません。

色々と探しているうちにあるものを見つけました。We-techという台湾メーカーが出している Glock26C Advance というGBBハンドガンです。

We-tech Glock26C Advance
出典 : WE AIRSOFT JAPAN
Glock26 Advanceに フル・セミ切り替え機能を搭載したマシンピストルです。しかもメタルスライドを標準搭載しており、コッキングインジケーターも再現されています。ちなみにこのGlock26C Advanceは東京マ○イのものをコピーしたものになります。

刻印がリアルじゃない点以外は完璧な銃に見えますが、日本のHFC-152aやHFC-134aなどのガスではフルオートの動作は厳しく、メタルスライドなので色々とグレーな点が多いです。

しかし、見た目が近代的で凄く気に入ってしまったので、手持ちのGlock26 Advanceで再現出来ないだろうかと思案した結果、東京マルイ製のGlock18Cと組み合わせれば再現出来るのではと思い至ったわけです。

問題点

Glock26 AdvanceとGlock18Cをニコイチカスタムする上で問題となってくるのはGlock18Cのパーツを流用出来るのかという点です。

同じマルイ製だけあって基本的な設計は一致していますが、発売日が数年離れているので、変更されている点が多々あります。特にピストンシリンダーとリアシャーシに関しては違う点が多く見られます。その点をどのように対処するかが今回のカスタムの肝になってきます。

考察

まずはピストンの比較です。上がGlock26 Advanceのもの、下がGlock18Cのものです。Glock18Cの方は26のものと違い突起があります(画像の赤い四角)

ピストンの比較

となると当然スライドの方も凹んでいます

Glock18C スライドとピストン

つまりGlock26 AdvanceのスライドにGlock18Cのピストンを組み込むには、上の画像の赤い四角の凹みを作る必要性があります。

次回からは実際に加工に移っていきます。

Glock26 AdvanceとGlock18Cのニコイチ計画 前置き

標準

こんにちは、今回から寄稿させていただく事になった sotaro_04 です。主にエアガン関係の記事を投稿することになると思います。

今回は前から計画していた Glock26 AdvanceとGlock18Cのニコイチカスタム をしていきたいと思います。カスタム工程の説明の前に、まずは銃の紹介をしていきます。

Glock26 Advance

Glock26 Advanceというのは東京マルイ製のガスブローバックハンドガンで、Glock26をベースにカスタムをした架空銃になります。元ネタは攻殻機動隊というアニメに出てくるG33 Advanceという .357SIG弾を使用するGlockになります。ちなみにデザインは東京マルイが担当したそうです。

Glock26 Advance

Glock18C

言わずと知れたマシンピストルですね。ゲームや映画などで度々登場するので知っている人も多いと思います。Glock17にフルオート機能を追加した物であり、Glock18Cの”C”はコンペンセイターモデルということを表しています。

今回のニコイチカスタムの為に、東京マルイ製のガスブロGlock18Cを購入いたしました。流石に新品を買うのは資金的に厳しかったので、ジャンク品となっています。しかしジャンク品は保存状況が良くない物が多いので、一度完全分解を行い清掃と調整をしました。

分解されたG18C

 

清掃後、組み立て直すと快調に動作しました。手前にあるのが今回購入したGlock18Cです。

Glock18C

以上でニコイチカスタムに使用する銃の紹介は終わりです。次回からは実際にカスタムを行っていきます。

次回→Glock26 AdvanceとGlock18Cのニコイチ計画 その1