Glock26 AdvanceとGlock18Cのニコイチ計画 その6
前回はフレームにシルバートリガーピンとシルバースライドストップを組み込みました。今回はスライドの外装カスタムに移って行きたいところですが、東京マルイに注文していたパーツが届いたので、そちらの紹介の方を先にしたいと思います。
パーツ到着
先日、Glock26のスライドにセレクターを組み込む際に大事なパーツを破損してしまったので、東京マルイのパーツ注文サービスを用いて取り寄せることにしました。その際、欲しかったパーツや破損、紛失してしまったパーツなどもまとめて注文しました
現金書留でお金を送る方法しか受け付けていないので、注文には結構手間がかかります。事前にパーツの在庫の確認をしてもらわなくてはいけないというのも面倒くさいです。
ちなみに頼んだパーツは、破損したGlockのパーツを幾つかと、サムレストを注文しました。他にも紛失したL96AWSのパーツや友人たちに依頼されたパーツなど注文しました。総額4000円相当と思ったよりも高い出費になってしまいました。
サムレスト組み込み
では早速サムレストを組み込んでいきます。このサムレストはGlock17カスタムというマルイが出しているGlock17のカスタムバージョンのパーツになります。組み込むことによって射撃時の反動を押さえつけることが出来るらしいですね。まあ所詮はエアガンなのでどこまで効果があるのかは分かりませんけどね。
Glock17用のパーツなので、Glock26に取り付ける際には加工が必要です。といっても軽く削る程度なので簡単に取り付けることが出来ると思います。
↑そのままでは取り付けることが出来ないので、赤枠部分を削る
簡単に取り付けられると思っていたのですが、思ったより削らないと取り付けることが出来ませんでした。また、削りすぎてしまうと取り返しがつかなくなるので注意が必要です。
一応組み込むことが出来ました。グラつきなどもなく安定して固定できました。見た目もいい感じです。
しかしスライドを組み込むとセレクターが干渉してしまうので、干渉している部分を切り取る必要があります。
干渉している部分をマスキングで印をつけて、ドリルで穴を開けていきます。穴を一列に開けたら繋がっている部分をニッパーで切り取り、ヤスリで綺麗に仕上げます。
800番まで削ったのですが、削った部分が白くなってしまったのでシリコンスプレーを吹いて艶を戻します。また、刻印が中途半端になってしまい違和感があるので今度削り落とそうと思います。
これでフレーム側の外装カスタムは完成です。
Doctorドットサイトを載せる
前々から載せたいと言っていたDoctorドットサイト(レプリカ)を載せるための加工をしていきたいと思います。
今回のカスタムのテーマであるSAIカスタムでは、RMRドットサイトを用いていますが、今回はDoctorドットサイトにしました。個人的にはRMRもかっこいいと思うのですが、取付時の加工が不可能に思えたので諦めました。
では早速加工をしていきます。前にも述べたとおり、スライドにDoctorドットサイトを取り付けるには、スライド上部に穴を開けて、そこにネジを通しナットで締め付けて固定します。かなり強引な方法ですが、頑丈に取り付けることが出来ます。
ナットで締め付けるためには前に作ったシリンダースプリングのカバーを加工する必要があります。プラ版を組み合わせて作ったアレです。ナットと干渉する部分をドリルで穴あけします。
穴の位置がズレていますが仕様です。スライドに穴あけする際に微妙にズレてしまったので、こちらもズラしています。
実際に装着するとこのようになります、ピッタリ収まりました。ちなみにネジの長さはプラ版から飛び出ないように調整してあります。ナットも同様にプラ版と同じ高さになっています。
このままプラ版をスライドに固定してもいいのですが、今後のことを考えてまだやめておきます。これでDoctorドットサイトを固定出来るようになったので次の工程に移ります。
スライドの見た目を変えたい
せっかく外装カスタムしているのですから、スライドの見た目がそのままというのも面白くありません。そこで思い切ってスライドを削ったり、穴を開けて見た目を変えてしまおうと思います。
Glockといえば丸みのある形状をしていますが、今回はスライドの角を面取りしてしまおうと思います。SAIカスタムGlockのスライドも角が面取りしてあるので、同じように加工したいと思います。
まずは面取りする部分にマスキングをしていきます。
ノギスを用いて正確に測定し、それに合わせてマスキングテープを貼り付けていきます。ここで正確に貼らないと綺麗に面取り出来ないので正確に貼っていきます。
貼り終えたら面取りをしていきます。トリマーがあれば簡単に出来ると思うのですが、そんなものは持っていないので、手作業で削っていきます。
スライドを万力で固定して金属製のヤスリで削っていきます。包丁を研ぐように同じ角度を保ちながら削ります。
最初は大型の金属製のヤスリで、ある程度削ったら金属の板に紙やすりを貼りつけたものを使って削っていきます。耐水性のものを使って、水をつけながら削ると綺麗に削れます。
削り終わりました。
スライドがシャープになり、引き締まった印象になりました。一部ズレていますがこの後綺麗に修正しました。ヤスリでも案外綺麗に面取り出来たので満足です。
次はスライドに放熱用の穴を開けていきます。
放熱用の穴を開ける
今回のニコイチカスタムでGlock26 Advanceがマシンピストルになりました。マシンピストルといえば、反動制御のためにコンペンセイターが付いているものやストックを付けているものが多いですよね。
例えばGlock18Cはバレル上部に穴があいていて、上にガスの一部を逃がすことでコンペンセイターとしての役割を果たしています。Beretta社のM93Rも拡張されたバレルに穴が空いていて、コンペンセイターの役割を果たしています。このようにマシンピストルには強烈な反動を抑えるための機構や、放熱性を上げる処置などが取られています。これに乗じてGlock26にも加工を施していきたいと思います。
Glock26 Advanceにはコンペンセイターが標準搭載されているので、今回は放熱用の穴を開けたいと思います。まあエアガンなのであくまで設定なんですけどね。
穴あけする箇所は、Glock18Cなどでコンペンセイター用に開いている穴の部分に開けたいと思います。側面にも開けることを考えたのですが、強度的に不安だったので今回はやめておきました。
マスキングをした後、ドリルを使って穴を開けていきます。
なんだか失敗した予感がします。
やっぱり削り過ぎていました。角の部分を丸くしたかったのですが、そのときに削り過ぎたようです。
というわけでプラリペアを使って修正しました。さすがの修復力です
プラリペアが硬化したら再び削っていきます。この時にドリルを用いて一気に削っていたのですが、手が滑って指も一緒に削ってしまいました。高速で動く工具を扱うときは特に注意が必要だと再認識しました…
指を応急処置した後、再び削る作業を行いました。穴を開けた後に切り取った角を面取りすることで、見栄えを良くしました。
まだ少し歪んでいるので綺麗に修正しました。バレルを組み込んでみると、スライドからバレルが露出していていい感じです。
これでスライドの外装カスタムも完成しました。次は実際に組み込んでみます。
組み立て
フレームとスライドの外装カスタムも完成したので、実際に組み込んでみます。また、傷だらけだったセレクター周りを少し綺麗に修正しておきました。
なかなかいい感じのなりました。トリガー周りが少し寂しい感じがしますが、とりあえずはこのままでいこうと思います。
後ろから見るとスライドの面取りが強調されます。また放熱用の穴も存在感があっていいですね。
とりあえず外装カスタムは完成しましたが、まだ塗装をしていないので、次回はそれに関する内容になりそうです。
では今回はここまで、次回もお楽しみに。
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