電動Glock18Cを修理する

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お久しぶりです。前回はGlock17についての記事でしたが、なんだかやる気が起きないのでGlock17の改修工事はしばらく延期します。

最近、長物の電動ガンが欲しくなりまして資金と知識収集をしているのですが、電動Glock18Cを瀕死の状態のまま放置していたことを思い出したので、試しに修理してみようと思います。

電動ハンドガンについて

今回の犠牲者となる電動Glock18Cですが、東京マルイの電動ガン ハンドガンタイプ シリーズの物になります、電動ハンドガンとか電ハンと呼ばれる奴ですね。

ハンドガンサイズにもかかわらず、長物並の精度や動作性が売りの電動ガンです。今現在はGlock18C、USP、M93R、ハイキャパ、M9A1などがあります。

小さくて高性能な電動ハンドガンですが、自分の買った物は初回のサバゲ以外では文鎮と化していました。それ以来修理する気も起きず放置し続けていたので、もうそろそろ修理しようかなと思い至ったわけです。

電動Glock18C電ハンのパッケージ

↑問題の電動Glock18Cです。もともとはシルバースライドモデルだったのですが、塗装して黒に塗り直しました。

現状とメカボについて

とりあえず現状を説明しておきます。Glockにバッテリーを入れて確認したところ、トリガーを引いてもモーターが動作しませんでした。しかし向きを変えたり、引き方を工夫すると一応発射することはできました、どうやらスイッチの接点が焼けてしまっているみたいです。

また、初速や弾道に関しては特に問題はなさそうです。しかし、発射レートやレスポンスに関しては最悪でした。

とりあえず分解してみて内部の様子を見てみます。

ガスブローバックのものとは違い、分解はかなり面倒くさいので方法については省略します。

とりあえずメカボックスを取り出しました

メカボックス

長物電動ガンに比べると圧倒的に小型の物になります。このサイズで安定した射撃性能を得るとはさすがのマルイクオリティーですね。

メカボの分解

では早速分解していきたいところですが、メカボックスの分解には特殊工具が必要だったり、グリス類の用意が出来てなかったので秋葉まで出かけて買ってきました。

メカボを分解

↑黄色のドライバーが専用工具です(T4のトルクスドライバー)

専用工具を使わないと開けられないという無駄にガードが硬いメカボさんを分解しました。分解方法については調べればすぐ出てくるので、そちらを参考にしてください。

メカボ内部には特に異常は見られませんでしたが、気になる点が幾つかありました。

シリンダーヘッド

シリンダーヘッドというパーツです。ピストンの打撃時の衝撃を吸収するためのゴムが少し劣化してしまっています。交換しなくても大丈夫ですが、やはり気になります。

電ハンのピストン

次はピストンヘッドです。マルイの電動ガンは、基本的に前方吸気(穴が無いヘッド)が多いのですが、電動ハンドガンは後方吸気型の物になっていました。もちろんノズルもシーリングノズルでした。

 

ついでに、前方吸気と後方吸気についてもう少し詳しく説明しておきます

前方吸気はノズルから吸気を行います。イメージ的には注射器に近い感じですかね、穴なしのピストンヘッドと溝付きのノズルを使用します。溝がないもの(シーリングノズル)を用いるとBB弾が吸い付いて吸気できなくなります。

後方吸気はピストンヘッドとシリンダーの隙間から吸気を行います。シリンダー内圧が高まると、Oリングが拡張して気密がされ、気圧が下がるとOリングが縮小して気密が失われます。かなり複雑なことを行う吸気方式です。イメージ的には自転車の空気入れみたいな感じですかね、ピストンヘッドは穴開きの物、ノズルはシーリングノズルを用いるのが一般的です。

前方吸気の利点と欠点

  • 吸気はノズルから行うので、給弾不良の解消につながる
  • シンプルな構造ゆえに安定した動作、初速が得られる
  • 後方吸気と比べると、吸気時の抵抗が強く、メカボに負荷がかかる
  • シーリングノズルは使えない

後方吸気の利点と欠点

  • 吸気時の抵抗が小さい
  • シーリングノズルが使えるので、空気の流れが安定する
  • 給弾不良の原因になることがある
  • 構造上、安定性の点ではあまりよろしくない

だいぶ雑ですが前方吸気と後方吸気についての説明でした。

個人的には前方吸気のほうがいいと考えています。後方吸気は理論上では素晴らしいですが、一秒あたり20回近く吸気と排気を繰り返すという過酷な状態でも安定した動作が出来るのか、ということを考えるとやはりシンプルな前方吸気のが良いのではと思うわけです。超高速でOリングを拡張、縮小を繰り返したらOリングが捩れてしまい、気密が失われそうな気がします。

 

どうでもいい持論を述べていないで、さっさと作業に戻りましょう。

とりあえずメカボ内部がグリスで悲惨な事になっているので洗浄します。金属パーツはパーツクリーナーで強引に汚れを落とし、樹脂パーツは中性洗剤で洗うときれいになります。

洗われたメカボ

↑中性洗剤で洗浄後、ドライヤーで乾かしました。これでグリスは綺麗に落ちると思います。

洗浄後はグリスアップと組み立てです。

組み立て完了

樹脂が触れる部分はシリコングリス、ギアには高粘度グリスを使うといいですね。今回はマルイの青グリスと赤グリスを使いました。wako’sのグリスとかでもいいと思います。

また、セクターギアとスパーギアが擦れていたのでシムを一枚追加しておきました。シム調整後は各ギアがスムーズに回転することや、ガタつきが無いかを確認しておきましょう。

ギアを組み込んだ後は、モーターの位置調整も行いました。ここで適正位置にしておかないと発射レートや耐久性に大きな影響が出ます。

接点焼け

メカボの組み立て後、スイッチを分解してみました。すると見事な接点焼けをおこした金具が出てきました。

接点焼け1 接点焼け2

随分と派手に焼けてしまっています。画像では接点グリスが付着しているので焼けている部分が見えにくいですが、グリスを拭き取ると見事に焼けていました。

他の金具も焼けていたので、表面をヤスリで磨いて接点を復活させておきました。

しかし、このままでは再び焼けるので対策を取ろうと思います。具体的にはFETと呼ばれる電子部品を組み込みます。

今回はここらで切り上げたいと思います、次回はエアガンというより電気工作になりそうです。

 

 

投稿者プロフィール

sotaro_04

主にエアガン関係の記事を書いています。

カスタムが得意なので、記事もカスタム関係をメインに書いています


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